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小学生が成績を上げるための勉強法

小学生が成績を上げるための勉強法

1小学生が成績を上げるためには親の接し方が重要です!

1-1.親子での関わり方が大切

ご家庭で子供の勉強をみている際に、成績を上げるためにはどのようにすれば良いのか、お困りになっている親御さんも多いと思います。勉強を教えている過程では、親に甘えて話を聞かなかったり、反発してくることもあると思います。それを受けて親の方が感情的になってしまい、どんどん悪循環に陥っていくケースもあると思います。

それを防ぐために、まずは親の方が意識を変える必要があります。教える側では既にわかっていることでも、子供にとっては初めて習う事柄か、または習いたての内容なのです。まずこのことを認識して、子供がなかなか理解してくれなくても、根気強く対応してあげなければならないのです。また、親がよくわからなくて教えられないときには、子供と一緒に勉強するつもりで取り組むのも良いでしょう。大切なのは、コミュニケーションをしっかり重ねることなのです。

別の記事でも書いていますが(トップ高校を目指す時にすべき親の役目)、会話をていねいに続けていけば、親子の信頼関係が生まれ、あれこれと言わなくても子供は自ら行動するようになります。ただ、親も人ですから、日々の忙しさから思い通りにならないような時に、つい子供に対して感情的になってしまう場合もあると思います。「少し感情的だったかな」と思ったら、素直に子供に謝ることも大切です。これも親子の信頼関係を築くための大切なコミュニケーションなのです。

 

1-2.子供は親の背中を見ています

スマホでSNSやゲームに時間を取られて、勉強の優先順位が下がってしまうというのは、子供が勉強に時間を取れないパターンとして増えてきています。この場合はまず、一方的にスマホの使用禁止令を出すのではなく、スマホを最初に持たせる段階から、親子で約束事を決めるようにしてください。

昨今、誰もがどこでもスマホを利用する機会があり、当然、自宅でも親や家族が利用するシーンは頻繁にあると思います。その姿を見れば、子供の方もついつい同じ感覚でスマホを利用してしまうことになります。昔から「子は親の背中を見て育つ」と言われてきました。子供の前でのスマホ利用は、親としても配慮が必要で、特に何かをしながらの“ながらスマホ”には、充分注意をしたいものです。

前にも述べましたが、子供にスマホを注意しても聞かない時の対処法として、「決められた勉強時間中はスマホを見ない・触らない」、「メールやSNSは夜何時まで」などのルール作りを行うことが必要です。この時、親も一緒にルールに参加することが重要で、子供だけに一方的に押し付けるのではなく、大人も一緒にルールを守るという姿勢を示せば、子供もそれに従ってくれるはずです。

それでもゲームやSNSが止められないといった依存症の気配がある子供の場合には、思い切って解約するという選択肢もあります。これは最終的な手段ですが、どうしてもルールが守れない子供に対して、勇気を出して“取り上げ”を考えてみることも必要だと思います。

子供は親の背中を見ています

2.やる気にさせるより、興味を持たせることがポイント!

2-1.「勉強」と思った瞬間に、子供は勉強が嫌に

「勉強」の語源は、[勉め(を)強いる]から来ているといわれているように、元々は「気が進まないことを仕方なく行う」ことでした。つまり、老若男女を問わず誰でも「嫌々やらなければならないこと」―それが勉強であり、特に遊びたい盛りの子供たちにとっては、まさに天敵のように感じるのだと思います。

ただ、それでも勉強はやらなければならず、勉強をしない子供に対して時になだめたり、時には少し脅したりして机に向かわせているという家庭は多いと思います。

では、どうしたら子供が勉強を嫌がらないようになり、やる気を出させることができるのでしょうか?そういった問いを親御さんにすると、必ずといっていいほど返ってくる答えに「環境を整えてあげること」というものがあります。「勉強部屋を与えて、参考書や文具を買い揃えてあげれば、勉強してくれるはず」ということですが、本当にそれでやる気になるでしょうか?自分たちの子供の頃を思い返してみてください。親から環境を整えてもらっても、やる気は湧いてこなかったのではないでしょうか?

先に述べたように、そもそも勉強は「嫌々やらなければならないこと」なのですから、進んでやる気になるわけがありません。ですから、「やる気にさせるように」と考えるのではなく、勉強に向かうための“気持ちの切り替え”ができるようにすることが大切なのです。

 

2-2.興味を持ち、目標があれば、勉強する気になる

これは子供だけに限りませんが、人間、興味があるものには、時に時間を忘れて取り組むものです。子供がスマホやゲームに夢中になるのも、同じ理由からです。

では、どうしたら同じように勉強にも興味を持たせることができるのでしょうか?

そのためには、「覚える」だけの学習法から「理解する」学習法に変えることです。「理解する」学習法とは、子供に「なぜ?」「どうして?」という探究心を持たせ、答えを導き出すための過程に興味を持たせるようにすることです。そして、やったことがない問題を解いた時の喜び、「わかった!」という感動を体験させることです。「できないこと」や「わからないこと」に取り組み、「できたこと」や「わかったこと」に対して喜びを感じさせてあげるのです。それが、勉強に向かおうとする“気持ちの切り替え”になり、勉強を続けていくための力になるはずです。

勉強に向かうようにするためのもうひとつの方法は、目的意識を持たせるということです。どんなことでもそうですが、「何のために」という意識を持つことは必要です。人は目的意識を持つことで、継続して頑張ることができます。そして、目標を設定してそれをクリアするための計画を立て、クリアすることができれば自信につながります。目的意識は目標を達成するために必要なことなのです。

巷では時折「楽しく勉強させます」というキャッチフレーズを見かけますが、勉強というのは目的を持って将来へ進むための準備であることを考えれば、そういった言い方はあてはまらないことがわかると思います。

3.成績を上げるための勉強とは?

3-1.親が勉強を見てあげる時のポイント

ポイントは2つあります。1つ目は、子供に勉強を教えるやり方として、一から十まで全部を伝えるのではなく、どこでつまづいているのかを見抜いて、その部分の答えを導き出すためのヒントを出してあげることです。子供がそのヒントを頼りにして、自分の力で解答にたどり着かせるようにさせます。

成績を上げるための勉強法とは、どこが苦手なのかをきちんと把握することが重要です。教科書の章末問題や巻末の総合問題を使ったり、または市販の問題集などを利用して、見つかった弱点に対して集中して学習することです。せっかく購入したからといって、問題集を始めから全部やってみるというのは、効率的ではありません。

2つ目のポイントは、成績を上げるためには、気が向いたら勉強をするのではなく、一週間単位でスケジュールをきちんと決めて勉強するということです。

「空いた時間にやる」という勉強法では、他に何かやりたいことができた時に、どうしても勉強が後回しにされてしまうからで、これも親御さん自身で経験された方が多いのではないでしょうか?ですから、子供がスケジュールを立てる時には、そういった自らの経験談も交えながら親もできるだけ参加し、一緒に作ることをおすすめします。子供の勉強時間を親がきちんと把握することで、生活全体にもリズムが生まれます。ただ、勉強時間をあまり気にしすぎて、家族全体のリズムが壊れることがないように注意してください。

 

3-2.教科別成績を上げるために基本となる勉強法

【算数】計算を速く、正確にできることです。もちろん計算だけ練習すればよいというものではありませんが、まずは計算力を高めることが基本となります。

【国語】語彙数を増やすことです。ただ漢字の読み書きを覚えさせるのではなく、意味も教えてあげることで身につきます。また、音読もおすすめですが、集中して読ませるようにしてください。

【理科・社会】小学校高学年の理科・社会は、中学校での大切な基礎となります。重要事項は暗記し、理解をきちんとしておくことが必要です。

どの教科にも共通して言えることは、「覚えた」「理解した」つもりになるのではなく、問題を解いて身についているかどうかを確認することが大切です。子供は目で見ただけで、そういった“つもり”になってしまうケースが多いからです。学んだことが身についているかどうかを確認する方法としては、しばらく経ったあとに再び総合問題に取り組んでみることです。それによって頭の中に定着したかどうかを確認し、もしできないようならその部分をもう一度学習し直すという繰り返しが重要です。

さらに、習ったことをただ覚えるのではなく、身近な物事や過去に習ったことなどとつなげて理解するように意識することで、応用力が身についていきます。

一方、学校での勉強については、まず授業で積極的に発言することです。そして、わからないことがあれば、放課後に先生に聞きに行く方法もあるということを教えてあげてください。それから、学校の提出物はしっかり取り組み、確実に提出させることも大切です。

4.どのような環境で勉強するのが好ましいのか?

4-1.学校の成績が本当の学力なのでしょうか?

学校のテストで良い成績が取れているからといって、安心するのは禁物です。なぜなら小学校のテストは、単元毎の基礎テストがほとんどで、応用力がついたかどうかは判断できないからです。「基礎テストで良い成績が取れること=基礎ができていること」はもちろん大切なのですが、受験を考えた場合、幅広い単元の中から複合的な問題が出題されますので、応用力が必要になってきます。ですから学校のテスト結果だけを見て、「力がついてきた」と思うのは早計なのです。

同じように、学校の成績表(連絡票・あゆみなど)にも注意が必要です。学校の成績表は、基礎の取り組みがどれだけできたかを評価することが中心になっているからです。それに加えて、学校は社会性を身につける場所でもあるため、授業へ取り組む姿勢や提出物の評価なども対象になります。また、先生とのコミュニケーションの取り方が上手な子供の場合は、学力がきちんと身についていなくても、学校の成績表での評価が良くなる傾向があります。学校の成績表が良い評価なのは素晴らしいことですが、それだけで実力を判断するのは危険です。

もちろん学校の成績が信用できないというわけではありません。ただ、それだけを過信するのは避けた方が良いということです。

 

4-2.小学生でも勉強に向かうようになる環境が大切

前述したように、子供部屋や参考書などの道具を整えるだけでは、進んで勉強に取り組むようにはなりません。そういった物質的な環境ではなく、精神面から勉強に向かうようになる環境、すなわち“気持ちの切り替え”ができる環境に置いてあげることが必要なのです。

その点、塾という環境は、はじめての場合、学校でも家庭でもなく、子供にとっては未体験の場所になります。先生がいるのは学校と変わりませんが、周りには少なくとも「勉強をしよう」という意識を持ってきている子供たちが集まる環境です。ですから、勉強に向きあう姿勢づくりをするという意味でも、塾はとても良い環境となります。

家庭の勉強で、子供が先に進めなくなった時、親御さんが限界を感じた時は、塾へ通うという選択をされるタイミングだと思います。学校・家庭とはまた違う世界で勉強をする目的で通う塾は、子供にとっても成長するために良いキッカケになるはずです。

黄学館では、小学生の場合、まずきちんとした学習習慣を身につけることに重点を置いた指導を行います。それによって、学校の提出物や定期テストへの取り組みをしっかり行えるようになると考えております。また、勉強において何よりも大切な、わかったときの楽しさや達成感、自ら「なぜ?」「どうして?」と考えるような探究心を養成し、子供たちが自ら勉強に向かうように習慣づけをしています。

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